実態~向き合うという意味~

豊かな自然が続く一方で、今日もまたこの星は心無い者によって少しずつ着実に穢されている。

持続可能な開発目標などと、掲げるだけならば誰にでもできる。

環境を革めていくためには、その大半を占めている私達が一番に変わる必要があるのではないだろうか。

近年ガソリンの価格が大幅に高騰したことが問題となった。

原油の需要が高まる現代だが、今一度枯渇性資源の有限性について考えてみてほしい。

この星の財産をすり減らして日々生活しているということを私たちは忘れてはいけない。

丹精を込めて作られた逸品も、食べ残されてしまえばどうすることもできず捨てられてしまう。

このような至極当然のことを理解していない人が一定数いるように見受けられる。

また売れ残ってしまった廃棄を賄いなどに転じる事なく平気で全て処分してしまう飲食店も未だに多くある。

SDGsを謳うのならば、まずはその古く凝り固まった考え方から改革していくべきなのでは?と私は不思議でならない。

日を追うごとに便利になっていく現代社会。

その反面環境に対する負荷は加速し、半世紀も経たないうちに資源が尽きてしまってもおかしくない状況である。

枯渇した未来はこうしている間にも刻一刻と近づいてきている。

使い古された言葉ではあるが、ひとりひとりの意識こそがこの星の存続のために必要不可欠なのである。