子どもたちへ


 

私たちはSDGsに関する写真を撮るために千葉の海に行った。その場所は、私が小学生のころ一時的に住んでいた地域で、当時の海岸は多くのゴミで覆われていた。しかし、今回訪れた際には、あの頃のようなゴミはほとんど無く、私は別の場所にたどり着いたのかと驚いた。16年という歳月が少しづつ環境を変化させていた。

私たちはごみに対して嫌悪感や良くないものと考えることがほとんどだ。自分たちが排出しているものに対して、生活から切り離された瞬間にそのような嫌悪感を抱き見て見ぬふりをしてしまう。しかし、ごみとは私たちの生活の一部なのだ。

ゴミと自分と世界全体の関係を考えたら途方もないし、そうすぐにごみの問題が無くなるわけではない。しかし、何も考えず何もしないよりはマシなのかもしれない。環境は日々少しずつ変化している、悪い部分だけに目を向けていたが良い方向に変化している部分にも目を向ける必要があるだろう。

私たちが起こせる小さな変化を見逃さないように少しでもゴミを減らせるように考え、行動しようと思う。 

私が子供のころ大人たちがそうしたように、今の子供たちが将来、私のように変化に気づけるように。

 

鈴木太鳳