11A085−3 相川拓哉
ある国
ある国へ向かった
写真や映像でしか見たことのない
とても美しい国
街を歩いてみると
見えてきたもの
見ようとしなかったものをつい写してしまう
そう思っていた
あの子はかわいそう
あの人たちは幸せそう
小さな砂の粒を
自分の物差しで測り続ける
何かを分け与えることで
本当の平等は見つかるのだろうか
先が見えない砂漠の中で
私たちが向かう平等はどこにあるのだろうか