近頃、紙ストローがさまざまなところで利用されるようになった。
その背景には、海洋汚染の原因となっているプラスチック製品の削減という目的がある。
紙ストローはプラスチックストローよりも処分しやすく再利用もしやすいため、世界的に紙ストローの普及が進んでいる。
しかし、温室効果ガスの排出量に目を向けると少し話が変わってくる。
実はプラスチックストローよりも紙ストローの方が、温室効果ガスの排出量が多いという研究結果が出ているのだ。
つまりこの紙ストローの普及は
「海洋汚染から海を守ろうとすれば、温室効果ガスによって地球温暖化に影響を及ぼす」
という背反関係になっているのである。
ならばもういっそのこと、こうだったらいいのに。