フィルター越しに見るということ。偏見や差別越しに見る世界は自分の可能性すらも減らしていて寂しさを感じる。
談笑が聞こえてきそうな水辺。足音が聞こえてきそうな踊り場。
私たちの生活にはいつも草木と光が、そこにある。
生活には煌びやかなものだけでなく、ゴミが出ることやエネルギーを消費するなどが必ず隣にある。それらとどう共生していくのか。
これからの生活をどう続けていくかは、自分の手の中にある。
自らの手に自らの生活を握りしめていること。
どれほどの自由を求めるか、温度の感じる音を聞きたいか。
SDGsという言葉を最近よく耳にするが、自分の生活を送る中であまり馴染みのある距離感の近い言葉ではないと感じた。単語自体を知っていても今回のこの課題で調べるまで169ものターゲットで構成されていることを知らなかった。「持続可能」と言っているのだから勝手に環境問題を改善していこうという目標だと思っていたが、SDGsは社会福祉やジェンダー問題、平和など全て私たちの生活に関わることを改善しようとする目標であった。
そこで、自分の「生活」に近しいスナップショットと共にSDGsの重要さ、今現在送れている生活の美しさを表現した。また、説明的ではなく少し小説のような文調のキャプションにして読み進めやすいように、出来る限り身近なものとして見れるようにした。
国の目標と言われるとどこか厳かな印象を持ちがちだからこそ普段娯楽として身近にある写真や文章を使用することにより、まずSDGsの内容ではなく今現在自分の置かれている状況を知ることにより少し先の未来を考えられるであろうと思い、このような形で表現した。