ゆりかごから墓場まで

「人生は短い」

今までの人生を振り返ったときに、思い出せる記憶はどれくらいあるだろうか。

それを考えてみると、実におびただしい数の記憶が忘れ去られているのを感じた。

 

その空間で一緒に見たものは忘れても、一緒に居たことは忘れないような顔。

普通の日々も特別な日も、誰かの使い古された表情を起点に記憶が蘇る。

 

死を目前にして人生を振り返ったとき、あなたはどんな表情をした誰の顔を思い浮かべるか。