記憶を辿ってもそれがなぜそこにあって、なぜ自分と巡り会ったのか、思い出せないこと
知らないこと、説明できないこともしばしばあるのではないだろうか。出会った人、モノ
全てに物語がある。偶然なようで必然な出会いが今の私の細部となった。取るに足らない
小さな物語でも、知りたい、覚えておきたいと思ったのは、その出会いには必ず別れが来
ると知ったからだった。「ずっと」なんてものは存在しないと知ったからだった。