大人になるにつれ見失った生きる理由を探すため、気の向くままに写真を撮り歩いた。切り取ったのはどれも人生のささやかな一瞬であり、その全てが答えだった。過去を羨んでばかりで見失っていた今もあるそれのために私は生きているし、無意識にシャッターを切るほど執着している。