my sea
SANA TSURUOKA
わたしは物心つく前から海のそばで暮らしてきた。
生活の中に海があることが当たり前で、海を近くに感じすぎていた。
一歩引いて海を見たとき、
そこにはいろんな人がいることに気がついた。
海を家族のように思っている人もいれば、
久々に会う友達のように思っている人もいる。
人はそれぞれ海との関係性を築き、心を開いていた。
海はまるで感情を持っているかのようにいろんな表情をする。
そんな海にわたしたちは心から癒され、
その感情に流されている。